エンジニアが活躍できる就職先として、SaaS業界に注目が集まっています。
SaaS(サース)とは「Software as a Service」の略で、クラウド上で提供されるサービスの一つです。クラウド上で提供されるサービスは、3つに大別されます。
アプリケーションを動かすデータベースやプログラム実行環境を提供するサービスがPaaS(パース)、仮想サーバーやハードディスク、ファイヤウォール等のインフラをインターネット上で提供するサービスがIaas(アイアース)、そして、クラウド上でソフトウェアを提供するのが、SaaSです。例えばDropbox、Gmail、Salesforce等のサービスが、これに当てはまります。
SaaSはオンプレミス型のサービスとは異なり、サービスを提供する側のパソコンでソフトウェアを動かすので、ユーザーにとって多くのメリットがあります。初期費用を安く抑えられ、更新の手間がなく、インターネット環境があればどこでも使うことができます。
SaaS業界でエンジニアとして働くメリットは、技術力を伸ばすのに適していることです。
SaaSは継続してサービスを改善し続ける必要があり、サービス向上に向けたエンジニア教育への投資を惜しまない会社が多い傾向があります。そのため会社の居心地がよく、長く続けられる仕事でもあります。
また、SaaSはユーザーの行動ログをモニタリングできるため、自分の働きの成果をユーザーの反応を通して知ることができます。仕事へのやりがいを感じやすく、サービス向上のヒントを得やすいので問題点を探し、改善策を立てる過程を繰り返すことで技術も向上していきます。
このようにSaaSはメリットが多くこれからも案件の増加が予想されるサービスなので、エンジニアとしての活躍を目指す人には特におすすめです。